街頭でチラシを配る立候補予定者=2025年1月20日、横浜市南区、堅島敢太郎撮影(画像の一部を修正しています)

 31日告示、2月9日投開票の横浜市議補欠選挙(南区)がにわかに激戦模様になっている。被選挙数1にもかかわらず、立候補予定者説明会には9陣営が参加。ある陣営幹部は「たかが補選ではない」と話し、今夏の参院選の前哨戦になるとの見方も出ている。

 立候補を表明しているのは、立憲民主党新顔の佐藤啓治氏(42)と日本維新の会新顔の小西大貴氏(31)、国民民主党新顔の熊本千尋氏(30)、共産党前職の荒木由美子氏(65)。

 このほか、17日に南区役所であった立候補予定者説明会には自民党や無所属を含む計5陣営の姿もあった。

 今回の補選は、遊佐大輔氏(自民)の突然の辞職に伴うもの。遊佐氏は辞職の理由について、朝日新聞の取材に「世界を舞台に活躍することを目指す」などと説明した。

菅義偉元首相のお膝元だが

 ただ、遊佐氏から事前に知らされていたのはごくわずかだったとされ、波紋は身内の自民にも広がっている。

 南区は菅義偉元首相の選挙区…

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