外遊びをする子どもが減っています。小学生の半数以上が、放課後に外遊びをしないという地域も。子どもたちが思いきり遊べる場を取り戻すには、どうすればいいのでしょうか。校内にプレーパーク(プレパ)を設けた小学校を訪ねました。

【連載】まなviva!(学び場)

幼い子どもから、人生のベテランまで。日々の暮らしの中に、学びは満ちています。「人生100年」と言われるいま、学びとどう向き合えばいいのでしょうか。「学ぶ」をとりまく喜怒哀楽や最新事情を伝えます。

写真・図版
マシュマロやソーセージ、さつまいもなど、思い思いの食材を手に、たき火に集まる光華小の子どもたち=2024年11月29日午後3時47分、昭島市昭和町4丁目、岩波精撮影

 東京・多摩地域の中部に位置する昭島市。住宅街にある市立光華(こうか)小学校では、授業が終わると子どもたちが校庭のプレパめがけて飛び出してくる。

子どもの「やりたい」を全力でかなえる

 ランドセルを置くと、たき火を取り囲み、慣れた手つきでマシュマロやソーセージをあぶってほおばる。ロープを編んでつくったハンモックを大きく揺らし、木製すべり台を勢いよく滑り降り、落ち葉プールで葉っぱが宙を舞う。木の間に上下2本のロープを張ったモンキーブリッジも人気だ。

 プレパは「冒険遊び場」とも…

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