東京都板橋区議会は、区職員が議員から受けたハラスメントについての実態調査を行い、結果を公表した。区には「区職員ハラスメント防止の指針」はあるが、議員は対象外のため、今後結果をもとに議員を対象にしたハラスメント防止対策を検討するとしている。
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アンケートは10月15日から29日にかけて実施。議員と直接関わることが多い係長級以上の区職員のほか、区議全員を対象に行った。対象の区職員の34・4%に当たる348人、区議の55・6%に当たる25人から回答を得た。
その結果、回答した区職員の18・1%にあたる63人が「議員からハラスメントを受けた」と答えていた。「見たり聞いたりした」のは29・6%にあたる103人だった。ハラスメントの内容は、「威圧的・高圧的な発言」や「理不尽な罵倒・要求」が最も多く、「大声での叱責(しっせき)」や「長時間の叱責」、「恫喝(どうかつ)」などもあった。「過去1年以内にハラスメントを受けたり、見たり聞いたりした」と答えたのは27人だった。
自由記述欄には、過去に受け…