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都心に立ち並ぶマンション群=2024年6月5日、東京都中央区、朝日新聞社ヘリから

 2024年に東京23区で売り出された新築マンションの平均価格は1億1181万円だった。超高額物件の販売が減ったため前年より2・6%下がったものの、2年連続で1億円超となった。価格の上昇基調は続いており、郊外では需要の減退もみられる。

 不動産経済研究所が23日、首都圏と近畿圏について発表した。東京23区外の東京都下は5890万円(前年比8・9%増)。神奈川県は6432万円(同6・0%増)、埼玉県は5542万円(同13・8%増)、千葉県は5689万円(同18・9%増)で、建設費の高騰が販売価格に反映され、いずれも前年より上がった。

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新築マンションの平均価格の推移

 首都圏での24年の発売戸数は前年比14・4%減の2万3003戸で、1973年の調査開始以来、最少だった。建設業の人手不足で工期が延び、都内を中心に売り出せない物件が多かったことが影響した。

 発売月の契約率は同3・4ポ…

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