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就職説明会で企業のブースを回る就活生ら=2025年3月1日午前11時、千葉市美浜区の幕張メッセ、西岡臣撮影
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 2026年春に卒業予定の大学3年生らを対象にした会社説明会が1日、政府が要請する就職活動ルール上で解禁された。人手不足による人材獲得競争の激化で実際の選考は早期化しており、内定率は既に4割ほどに上っている。

 就職情報会社マイナビはこの日、幕張メッセ(千葉市)で合同会社説明会を開き、約160社がブースを構えた。参加した私大3年の女子学生(21)は「オンライン説明会ではわからない社員の雰囲気を知ったり、一度に多くの企業の話を聞いたりするために来た。休日数や転勤がないかなど、働きやすい環境を重視して企業を見たい」と話した。

 マイナビの企業調査では、29.4%が前年より採用者を増やすと回答。採用環境の見通しは78.1%が「厳しくなる」と答えており、売り手市場が強まっている。

採用活動の早期化に懸念も

 深刻な人手不足を背景に、人…

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