鹿児島県鹿屋市にある特別養護老人ホーム「慈恵園」が、入所する認知症高齢者の裸を職員が写真撮影するなど5件の虐待行為を市から認定されたことがわかった。市に改善計画書を提出し、再発防止に努めるとしている。
園によると、市が昨年11月から監査に入っていた。5件は昨年5~10月、いずれも80代以上の入所者に対する行為。夜間に室内で排尿し自ら衣類を脱いで裸になった女性入所者の写真を、女性職員がスマートフォンで撮影して同僚に送信したり、男性職員が女性入所者の体をベッドに押しつけ上腕に内出血を負わせたりした。
裸の撮影について、園側は、当直の別の女性職員に注意を呼びかけるため情報共有するのが目的だったと説明したが、市からは性的・心理的虐待にあたると認定されたという。
市から改善計画書を求められ…