熊本県

 最優秀賞に選ばれたら、もずく10年分を贈呈――。熊本県宇土市の海藻食品会社、カネリョウ海藻が「もずく川柳コンテスト」を開催している。個人の応募に加えて、クラスや部活単位での応募も受け付ける「学校編」も開催。昨年は合わせて1万句を超える応募があったという。

 めかぶやもずく、わかめなどの海藻を原料とする食品を製造販売している同社は、コロナ禍で海藻食品の家庭消費が増えたことに着目。より海藻に親しんでもらおうと2022年に「めかぶ川柳コンテスト」を始めた。

 ルールが緩やかで、誰しもが気軽に作句できることから川柳を選んだ。1万句を超える応募があり、24年からは、もずく川柳のコンテストも始めた。

 もずくの特長に触れた句などに加えて、ダジャレなど「もずくで思いつく内容ならば何でもOK」と募集したところ、初回には1万358句が集まった。

 社員のほか、バラエティー番組のTVプロデューサーも審査員に加えて、多様な視点から入賞作を選んでいく。

 学校編は、作品の内容に加えて、例えば「授業の一環として川柳づくりをした」といった取り組みも審査の基準になる。

 個人、学校とも最優秀賞にはもずく10年分(もずく食品3650カップ)が、優秀賞にはもずく1年分が贈られる。また、学校編の最優秀賞には、同社の商品開発担当社員による食育の授業の機会も設けられる。

 31日締め切りで、応募は同社のホームページ(https://www.kaneryo.co.jp/news-release/10784/)から。

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