写真・図版
17歳の女性を転落させたとみられる神居大橋=北海道旭川市

 北海道旭川市の神居古潭で昨年4月、女子高校生(当時17)をつり橋から落として溺死(できし)させたとして、殺人罪などに問われている内田梨瑚被告(22)=旭川市=が、高校生に暴行する様子をスマホのビデオ通話で仲間に見せていたことが弁護人への取材でわかった。

 起訴状などによると、内田被告は昨年4月19日未明、当時19歳の女(20)=旭川市、殺人罪などで起訴=と共謀し、SNS上での投稿をめぐってトラブルとなった高校生を車に監禁して連れ回した。

 同日午前3時半ごろ、つり橋の駐車場に到着。高校生を土下座させたうえ、殴るなどの暴行を加えた。この後、橋の欄干に座らせ、「落ちろ」「死ねや」などと脅した。高校生は一度、橋の上に降りたが、2人は再び高校生を欄干に乗せ、川に落としたとされる。

 内田被告の弁護人によると、監禁に関与し、先に自宅に帰っていた少年(17)=監禁の非行内容で少年院送致=から、午前3時35分ごろに内田被告のスマホに着信があり、内田被告はビデオ通話に切り替えた。

 ビデオ通話の時間は8分9秒…

共有