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候補者の演説に拍手する聴衆=さいたま市

 「7度目のチャレンジで初めて小選挙区で勝つことになれば、日本中でニュースになる。新しい日本の政治を引っ張る」

 さいたま市西区のJR指扇駅で15日、埼玉5区で立候補している法相で自民前職の牧原秀樹氏(53)が声を張り上げた。念頭にあるのは、立憲元代表で前職の枝野幸男氏(60)だ。

 2005年以降6回の衆院選では枝野氏が全勝。牧原氏の比例復活は5回を数える。東京都出身で地縁や血縁はないが、枝野氏を意識して「地元密着」をアピール。「都内の議員宿舎を借りず、電車通い」とし、「日本中の国会議員で一番、祭りやイベントなどの会合に出てきた自信がある」と訴える。

 そんな活動が実を結んだのか、前回21年は、前々回(17年)の約4万2千票差を大きく縮め、約6千票差に迫っていた。

 今月1日に発足した石破内閣…

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