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JR東海の中村明彦副社長(左)から高見沢俊彦さんへのギター贈呈式は新幹線車内で行われた=2024年12月20日午後1時58分、東京都品川区の大井車両基地
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 東海道新幹線の車体からリサイクルしたアルミを使ったエレキギターが完成し、20日にお披露目式が開かれた。ボディーとヘッドには白地に青いラインが施され、車体カラーを再現。1本30万円(税抜き)で、新幹線開業60周年にちなみ、60本限定で販売される。

 JR東海と、楽器メーカー「東海楽器製造」(本社・浜松市)が共同で開発した。JR東海は、廃車となった「N700系」車体から塗料や防音材を取り除き、純度の高いアルミ合金を抽出。東海楽器はこのアルミを用いてギターのボディーを鋳造し、音質などを調整した。

 お披露目式の後、デビュー50周年を迎えた人気バンド「THE ALFEE」の高見沢俊彦さんに初号機が贈呈された。新幹線ファンという高見沢さんは「とても軽くて弾きやすい。新幹線だけにテンポの速い曲が合いそうだ」と話した。

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