博物館や美術館で保管するデータを一括で検索できる国のサイト「ジャパンサーチ」のホームページ

 内閣府の知的財産戦略推進事務局は1月31日、有識者検討会を開き、「デジタルアーカイブ戦略2026―2030」(仮称)の策定に向けた方向性の案を示した。デジタルアーカイブ化を進める優先分野として、これまでの映画や美術といった文化資産だけでなくアニメやマンガといったメディア芸術なども含めて検討するとした。今後、6月までの策定を目指す。

 デジタルアーカイブをめぐっては、国立国会図書館や国立公文書館、博物館、美術館などがそれぞれ保管する所蔵品のデータ約3100万件を一括して検索できる国のサイト「ジャパンサーチ」がある。政府はこれまでジャパンサーチの役割などを定めた戦略方針を策定し、アーカイブ化を推進してきた。

 検討会で示された案では、新しく「デジタルアーカイブ戦略」を策定することとし、ジャパンサーチだけでなく、国、地方自治体、民間のアーカイブ機関の役割を明確にするなどとした。

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