米大統領選に向けた共和党の指名候補争いでトランプ前大統領に敗れたヘイリー元国連大使が、22日、「私としてはトランプに投票する」と明言した。ヘイリー氏は、大統領選の鍵を握る中道寄りの共和党支持層や無党派層から支持を得ており、こうした有権者を取り込みたい民主党のバイデン大統領には痛手、トランプ氏には追い風となる可能性がある。
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ヘイリー氏は22日、首都ワシントンの保守系シンクタンク「ハドソン研究所」で講演した。司会者からバイデン氏とトランプ氏のどちらが望ましいか問われると、慎重に言葉を選ぶ様子で答えた。
ヘイリー氏はまず、自らの優先事項として、同盟国の支援や敵国への厳しい責任追及、自由と資本主義の尊重、国境管理や財政健全化を挙げた。続けて「トランプはこれらの政策において完璧ではなかった。しかし、バイデンは破滅的だ」と指摘。「トランプに投票する」と語った。
トランプ前政権下の国連大使…
