滋賀県警は13日、銃器や違法薬物などの証拠品や捜査資料など約3800点が県内7署で放置されていたと発表した。いずれも管理簿に記載がなく把握できていなかったと説明しており、ずさんな管理が常態化していたとみられる。一方で、事件捜査への影響は否定した。
刑事企画課によると、拳銃4丁や模造拳銃15丁、実弾2個、覚醒剤4点(計11グラム)、現金4万8801円のほか、折りたたみナイフ、注射器、ナンバープレートなど。少なくとも1970年代以降に押収するなどしたとみられる。拳銃4丁のうち1丁は明治時代のもので、別の1丁は戦時中の軍用銃だったという。
放置されていた計3829点のうち、約4割にあたる1588点については関係する323事件を特定できたが、残る2241点はわからなかったとしている。
発覚のきっかけは雨漏り
昨年10月、彦根署で雨漏り…