天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは11日、佐賀県入りし、佐賀市内で第78回国民スポーツ大会「SAGA2024」の陸上競技を視察した。お一人での初めての地方公務で、12日に帰京する。
愛子さまは佐賀市のSAGAスタジアムで少年男子の100メートル準決勝や少年女子の三段跳び決勝などを視察。会場の手拍子に合わせ、手をたたくなどして選手にエールを送り、「テレビでは感じることができない足音まで聞こえてきて、感激でした。パワーをいただきました」と話していた。この日はからっとした秋晴れで、会場に到着した際、出迎えた関係者に「天気が良すぎて暑いくらいで、心もあつくなって」と話す場面もあった。
その後、県立佐賀城本丸歴史館にも足を運び、愛子さまが勤務する日本赤十字社の創設者で佐賀出身の佐野常民らの功績を伝える寸劇を鑑賞。「大変迫力があって感動しました」と語っていた。(中田絢子)