「赤穂3きょうだい」は、バスケットボール界でよく知られている。
女子日本代表として東京、パリの両五輪に出場したひまわり(26)、双子の兄の雷太、2歳上の姉さくらが、国内最高峰のリーグで活躍しているからだ。
女子Wリーグの強豪デンソーで主将を務めるひまわりは、オールラウンドなプレーが強みだ。ジャンプにバネがあり、鋭いパスを出せる肩の強さがある。
男子のBリーグ1部・秋田に所属する雷太と、小さい頃、一緒に石川県七尾市にある家のそばの裏山を走り回り、野球のキャッチボールをして遊んでいた。
その時の外遊びがひまわりのプレーの土壌になっているという見立てが、赤穂家の中では定説になっている。
さくらは「一緒に外遊びしていれば、私ももっと動けたのに」と、インドア派だったことを後悔する。ただ、そんな彼女もデンソーで欠かせないセンターとしてプレーしている。
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3きょうだいは一体、どんな風に育ったのか。
両親はともにバスケ選手だったが、子どもにはバスケを押しつけなかった。
3人が小学校時代に入ってい…