長野・岐阜県境にある御嶽山=2024年9月23日午前11時11分、佐藤仁彦撮影 気象庁は16日夜、長野・岐阜県境の御嶽山について、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げた。昨年12月中旬以降、剣ケ峰山頂付近を震源とする微小な火山性地震が増加しているという。同庁は火口から約1キロ以内では噴火による噴石に警戒を呼びかけた。 御嶽山の噴火警戒レベルが2になるのは2022年6月以来で、14年9月には噴火による死者・行方不明者が63人に上る戦後最悪の火山災害が起きた。