強盗致傷などの疑いで公開指名手配された森田梨公哉容疑者=埼玉県警提供

 埼玉県所沢市の住宅で1日未明にあった強盗致傷事件で、埼玉県警は3日、事件の実行役とみられる住所職業不詳、森田梨公哉(りきや)容疑者(24)を住居侵入と強盗致傷容疑で公開指名手配したと発表した。

 捜査1課によると、森田容疑者は他の人物らと共謀し、1日午前2時5分ごろ、所沢市北野新町2丁目の住宅に侵入し、80代の夫婦を粘着テープのようなもので縛り、夫の腕を刃物で切りつけるなどしてけがをさせ、現金約8万円を奪った疑いがある。

 住宅には男4人が侵入したとみられ、これまでに20~40代の男3人が同容疑で逮捕されている。捜査関係者によると、男らは「『闇バイト』に応募した」という趣旨の供述をしているという。同様の事件が東京、埼玉の両都県で連続して起きており、県警はSNSなどを通じて緩やかに結びつく「匿名・流動型犯罪グループ」(匿流)による事件とみて関連を捜査している。(浅田朋範、山田みう)

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