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新素材「レビア」を使った舗装材(手前)。廃プラスチック(奥の中央のボトル)と廃木材(奥の左のボトル)を融合してつくる=津市のLIXIL久居工場

 住宅設備大手のLIXILは津市の工場で、再資源化が難しい廃プラスチックを再利用した素材「レビア」の量産を12月から始めた。歩道や広場などに使われる舗装材として販売し、将来的に商品の幅を広げる予定だ。主力のキッチン商品やビルサッシに並ぶ、年1千億円の売り上げを目指す。

 近鉄久居駅から車で10分ほどの久居工場。様々な樹脂が混在した「複合プラスチック」と呼ばれる廃プラが運び込まれる。四角く大きな塊は1個250キロほどで、食品の包装などがぎっしり詰まっている。主に東海地域の家庭ごみで、廃棄物の処理業者から買い取ったものだ。

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LIXIL久居工場に運び込まれた廃プラスチック。1個で約250キロある=津市、同社提供

 まず、廃プラに混じる金属類などを取り除き、塊を砕いて洗う。その上で、廃木材を混ぜ合わせ、加熱して粘土状にする。これをアルミや樹脂などのサッシをつくるのと同じく、ところてんのように「押し出し成形」するとレビアになる。

 レビアという名前は、「リサイクル」の「re」とスペイン語で命を表す「vida」をかけ合わせてつけたという。

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