リモート授業に参加する笹岡小の児童ら=2025年1月29日午前10時32分、新潟県阿賀野市の同小、山崎靖撮影

 水俣病が起きた新潟県阿賀野市と熊本県水俣市の小学校をオンラインで結んだ交流授業が1月29日に開かれた。児童らは、水俣病の歴史や裁判闘争、差別や偏見に苦しめられた患者の思いなど、これまでに学んだ学習の成果を互いに発表。被害を繰り返さないために自分たちができることを探り合った。

 ともに水俣病の発生地域である新潟県の阿賀野川流域の小学校と熊本県水俣市の小学校との交流授業は、2021年からリモート形式で続いてきた。この日は阿賀野市立笹岡小学校の5年生28人と、水俣市立水東小学校の5、6年生12人が参加。約1千キロ離れた両校の教室をオンラインでつなぎ、画面越しにこれまでの学習の成果を発表し合った。

 「水俣病は最初、たたりや謎…

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