
150日間の通常国会が閉幕し、政界での最大の焦点は9月の自民党総裁選となる。低支持率にあえぐ岸田文雄首相はあくまで再選をめざす構えだが、党内の関心は首相の再選意欲とは無関係に、新たな「選挙の顔」選びに移りつつある。
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21日、首相は自民党の会合をおわび行脚した。「様々な意見があったことは十分承知している。迷惑をかけたこと、おわびを申し上げる」。多くの党所属衆院議員が集まる代議士会では、改正政治資金規正法の成立に向けた独断での他党への譲歩を謝罪した。
参院側の総会にも出席し、「…