写真・図版
岩手山=2024年4月6日午前6時42分、盛岡市、伊藤恵里奈撮影

 気象庁は2日午後3時、岩手県の岩手山について、5段階ある噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から、2(火口周辺規制)に引き上げたと発表した。火口から約2キロの範囲では、大きな噴石に警戒するよう呼びかけている。

 岩手山では2月ごろから山の形の膨張を示す地殻変動が観測されていた。国土地理院による9月26日の観測で、山頂に近い大地獄谷付近のごく浅いところで膨張が見られたため、気象庁は水蒸気噴火が発生する可能性があるとして、噴火警戒レベルの引き上げを決めた。(力丸祥子)

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