日商簿記甲子園での好成績を前田晋太郎市長(右)に報告する部員たち=2024年9月3日午後4時36分、下関市役所、白石昌幸撮影

 岐阜県で8月に開催された「第1回日商簿記甲子園」(全国高校日商簿記選手権大会)で、下関市立下関商業高校(安村祥二郎校長、477人)の簿記部が個人総合優勝と団体3位を獲得した。

 同校によると、全国52校446人が参加した予選を勝ち抜いた30校103人が、岐阜県瑞穂市の朝日大学であった本選に出場。個人戦と3人1チームで得点を競う団体戦に挑んだ。個人戦では同校3年の田村碧斗さんが総合優勝。団体戦は田村さん、杉山漣さん、郡隼翔さんのチームが3位に入賞した。

 部員らは9月3日に下関市役所を訪れ、前田晋太郎市長に快挙を報告した。賞状や盾、メダルを披露し、部員を代表して田村さんが「本選で力を発揮することができ、結果を出せた。これからも頑張りたい」と述べた。

 同部には16人が所属。活動時間は平日に2時間半、土曜日は6時間、夏休みなどは毎日6時間半(月~土曜日)かけて、簿記の学習に励んでいる。2012年度から高崎商科大学(群馬県)と高大連携を結び、合格率10%程度の難関試験「日商簿記検定1級」を高校在学中に合格するプロジェクトを実施。これまでに23人の生徒が在学中に合格しているという。(白石昌幸)

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