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合同捜査本部が翌15日にも尹錫悦大統領に対する拘束令状の執行を試みる可能性があると報じられる中、大統領公邸周辺に集まる尹氏支持者ら=2025年1月14日、ソウル、河野光汰撮影
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 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が出した「非常戒厳」をめぐり、合同捜査本部が尹氏への拘束令状の執行に再び乗り出す構えだ。複数の韓国メディアが、早ければ15日早朝にも執行に着手する可能性があると伝えた。3日に令状執行を阻んだ大統領警護庁の対応が焦点になる。

 合同捜査本部に加わる高位公職者犯罪捜査庁(公捜庁)と警察は14日、尹氏への令状執行をめぐり警護庁と協議し、尹氏の警護を担う警護庁に「安全で平和的な令状執行」に協力するよう要請した。

 だがその後、警護庁は「事前承認なしに強制的に出入りすることは違法」であり、「違法な執行には既存の警護業務マニュアルで対応する」との立場を表明した。韓国メディアは、執行を阻止する可能性を示唆したとみており、捜査本部と警護庁が衝突する懸念も出ている。

 ただ、警護庁が3日に執行を…

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