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神奈川県南足柄市は、市立小学校全5校の水泳の授業について、今年から熱中症対策で市体育センターの屋内プールで行うことを決めた。12日に発表した新年度当初予算案に施設利用料など事業費1670万円を盛り込んだ。
市によると、小学校の水泳の授業は各校にある屋外プールで各学年とも年8時間実施している。だが、近年は熱中症の危険性が高い日が増え、授業を中止することが相次いでいる。昨夏は半分しか授業を受けられない児童もいたという。
このため、新年度からは市体育センターの屋内プール(25メートル×7コース)を休業日(原則月曜)に貸し切りとし、5月から12月にかけて全5校が計画的に水泳の授業を行えるようにする。授業は2時間続きを3回の計6時間で、原則としてバスで送迎する予定だ。
指導は専門のインストラクターに委託することを考えているといい、児童の安全に加え、教員の負担軽減にもつながるという。