入学式の後、教室で笑顔を見せる永田清子さん=2024年4月20日午後3時43分、佐賀市の彩志学舎中学、岡田将平撮影
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 1日夜、佐賀市の高校敷地内にある校舎の一角にあかりがともり、授業がおこなわれていた。佐賀県がつくった夜間中「彩志学舎(さいしがくしゃ)中」だ。

 この4月にでき、今月7日までに10~70歳(さい)代の20人が入学した。授業があるのは平日の月曜日から金曜日。1時間目は午後5時50分に始まり、最後の4時間目は午後9時に終わる。入学する学年は選べ、2、3年から始めた人もいる。

 1年生の教室で、数学の授業を一番前の席で受けていたのは、佐賀市の永田清子(ながたきよこ)さん(73)。教員につきっきりで教えてもらいながら、計算問題にチャレンジしていた。「楽しいです。先生が寄りそってくれるので、私もこたえたい」と笑顔をうかべた。

 「手紙を出せるようになりた…

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