中3の娘の影響もあって、Hey! Say! JUMPが大好きな「たま」さん。
メンバーが出演しているドラマを見たのが始まりで、最近は舞台にも足を運ぶようになった。
晩ごはんを食べながら母娘でJUMPのことを話す時間は、とても幸せだ。
そんなたまさんだが、娘が1歳になるかならないかくらいの時は、本当にしんどかった。
出産1カ月前までフルタイムで働いていたこともあり、仕事に向けていたパワーをすべて育児に向けてしまった。
何をしても寝てくれない時は、深夜3時に娘をベビーカーに乗せて散歩。
パトカーに止められ、降りてきた警察官から声をかけられたこともあった。
今思えば泣いていても放っておけばよかったのに、「夜だから寝させないと」と思っていた。
中でも特につらかったのが、離乳食を食べてくれなかったこと。
本や雑誌を読んで研究したり、知り合いの保育士に頼んで園の離乳食の一覧を見せてもらったり。
抱っこひもで娘を抱えながらキッチンに立ち、いろんな食材をすりつぶしたが、食べてくれない。
「離乳食を食べない。それは私が上手に作れないせいだ」
そう思い詰めていたのは、もともと料理がそんなに得意ではなかったから、かもしれない。
結婚後も仕事をしていたため外食が多かったし、きちんと3食を作るような生活をしていなかった。
SNSで見かけた投稿には、おかゆの真ん中にすりつぶしたニンジンをハート形に置いたかわいい離乳食が写っていた。
「今日も完食してくれました♪」という文章を読みながら、泣きそうになった。
たまさんを救ったものは
そんな母を救ってくれたのが…