全国学力調査に臨む児童=2024年4月18日午前8時50分、東京都内の小学校、代表撮影

 2022年度の全国学力・学習状況調査の分析が16日、文部科学省の専門家会議で公表され、男女で正答率に大きな差がないのに、女子児童生徒の方が理数系科目が「好き」と答える割合が少ないことが報告された。学力調査は毎年、全国の小学6年生と中学3年生を対象に行われており、女子の理数離れが小学生から起きていることがうかがえる。

 16日に行われた専門家会議では、22年度調査の分析結果が公表され、正答率とアンケートの相関関係などについて報告があった。理科については、22年度以外に過去3回(12、15、18年度)行われた調査も分析。男女別のデータがない15年度の小6をのぞき、男女の平均正答率はいずれも、小6も中3も女子のほうが高かった。ただ、大きな差はなかったという。算数・数学でも同様の傾向が見られた。

 一方、22年度調査で「理科…

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