委嘱状を手に、記念写真に納まる留学生ら=2024年9月14日午前11時16分、高知県須崎市、原篤司撮影

 高知県中西部の5市町でつくる一般社団法人「奥四万十高知」が、明徳義塾高校(須崎市)に通う中国、タイ、ベトナム、メキシコ出身の留学生11人に「奥四万十観光大使」を委嘱した。地域の自然や文化、食の魅力を世界に発信してもらい、海外からの観光客増につなげる狙いだ。

 14日に明徳義塾であった委嘱状交付式で、留学生代表でタイ出身のカッテイナノン・ティータワットさん(17)は「奥四万十の美しさを、家族やタイの友人たちに詳しく紹介していきたい」とあいさつ。奥四万十高知代表理事の池田三男・津野町長は「コロナ前の水準には戻ったけど、もっと多くの外国人客に来てほしい。期待しています」と話した。

 委嘱は今年で3回目で、任期は2年。留学生たちは観光大使の名刺200枚と外国語版の奥四万十観光ガイドマップを受け取った。今年5~7月には、奥四万十の観光地を巡り、カツオのわら焼きや漁業、ブルーベリー収穫などを体験する全4回の研修に参加した。(原篤司)

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