長引く物価高で節約志向を強める消費者をひきつけようと、大手小売店などの間で値下げや低価格商品を拡充させる動きが広がっている。原材料価格も高騰するなか、企業側は包装や物流の見直しなども含めてコスト削減に知恵を絞る。
イオンは22日、プライベートブランド(PB)「トップバリュ」の食品など約100品目を順次、数量限定で増量するほか、11月中旬からは一部商品を主に10%ほど値下げすると発表した。
「価格について非常に厳しくなってきていて、お客様は安い物を(求めて)確実にお店をはしごしている。入社以来経験がないくらいの状況だ」
イオントップバリュ社の土谷…