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夜間学級の説明を聞く入学希望者ら=湖南市立甲西中学校

 【滋賀】来年4月に開校する県内初の夜間中学校「湖南市立甲西中学校夜間学級」の入学希望者説明会が22日、同校が設置される同市立甲西中学校であった。市内外から約20人が参加した。

 説明会では、週5日・1日4時限の時間割例や学校行事の説明があり、他県の夜間中学の様子が動画で紹介された。その後、入学希望者らは授業で使う教室や図書室などを見学した。教室には、夜間中学のために甲西中の生徒がハート形の折り紙で作ったポスターなどが貼られていた。

 ブラジルの日系3世の入江夢さん(19)=湖南市=はブラジル人学校を卒業後、小学校のポルトガル語の通訳として働いている。「夜間中学校で日本語や日本の文化を学び直したい。将来は日本の大学に行き学校の先生になりたい」と期待を膨らませた。

 甲西中の藪下和彦校長は「学びたいと思う気持ちに年齢は関係ない。人生を切り開く場所としてみなさんの入学を心待ちにしている。夜間中学の生徒から昼間の生徒も先生も学びたい」と話した。

 初年度は、面接を経て合格した約30人が入学する。

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