北九州市議選の告示を2日後に控えた15日朝。市議の60代男性は政党名を書いたたすきをつけて、市内の交差点に立った。
街頭演説を終えると、スマホを自撮り棒に取りつけ、スマホのカメラに向かって声を張った。「いよいよ告示です。全力で頑張ります」
30秒ほどの動画を撮ると、事務所に戻り、スマホで編集。編集技術を教えてくれる動画を見ながら我流で学んだ手法で、テキストやBGMを入れて数分で完成させた。事務所のSNS担当スタッフに不適切な表現はないか、聞き取りやすい声かなどをLINEで確認してもらい、ユーチューブなどに投稿した。
「ショート動画」わかっていなかったけれど…
投稿したのは最近はやりの「ショート動画」ではなかったが、短時間視聴者を意識した。「簡単でしょ。若者が(SNSを)するの、よくわかる」と笑顔を見せた。
組合活動を経て、市議となり…