松ヤニをなめて上下の唇がくっつき、唇を震わせながら「ぷるぷる」としか言えなくなった長屋の住人が、悪戦苦闘しながら会話する――。立川吉笑(40)が得意とするのは、とっぴなアイデアを生かした新作落語だ。2022年のNHK新人落語大賞をこの演目「ぷるぷる」で受賞。今年6月には真打ちに昇進する。 お笑い…