パレスチナ自治区ガザでの停戦交渉が難航するなか、国連総会(193カ国)は18日、イスラエルに対し、パレスチナの占領政策を1年以内に終わらせるよう求める決議を採択した。決議に拘束力はなく、イスラエルが受け入れる可能性は低いが、国際社会としてイスラエルへの圧力を強めようとする狙いがある。
- 「イスラエルは占領終結を」 国際司法裁が勧告的意見、国際法違反
国際司法裁判所(ICJ)は7月、イスラエルによるパレスチナ占領を国際法違反とし、できるだけ早く終えるよう求める勧告的意見を出した。18日の国連総会の決議はこれを踏まえたものだ。国連に非加盟の「オブザーバー国家」となっているパレスチナが決議案を提出していた。
決議はICJの勧告的意見を…