【動画】生きた皮膚をもつ顔型ロボット=東京大学 竹内昌治教授提供
頰を上げて笑うことができる、生きた皮膚を持つ顔型ロボットを開発したと東京大の研究チームが26日、発表した。皮膚の下にある組織の動きを再現することで、培養皮膚が立体的に動き、ちょっと不気味な笑みを浮かべる。生体組織と人工物を組み合わせた「バイオハイブリッドロボット」の開発に生かせるという。
チームは、人の皮膚細胞から作られた培養皮膚で覆われたロボットの開発をめざして研究し、これまでに、傷ついても修復可能な皮膚を持つ指型ロボットを開発してきた。だが、土台となるロボットとそれを覆う皮膚は留め具で固定されており、動かすと外側に突き出てしまい、見た目が人間らしさに欠けていた。
- ロボットの指に皮膚があったら…修復可能、しわも再現 東京大が開発
人間のなめらかな表情をつく…