福島県双葉町で、東京電力福島第一原発の事故後、使われなくなった建物内に男らが不法侵入し、動画を撮影した疑いがあるとして、福島県警が建造物侵入容疑で捜査を始めたことがわかった。
県警双葉署や双葉町によると、町立双葉南小学校の旧校舎など、町内で複数の立ち入り禁止の建物内に無断で侵入してふざける様子を撮影した動画がSNS上で公開されている。
視聴した人から7月に町に連絡があり把握したという。動画は外国人らしき男らが撮影し、自らSNS上に投稿したとみられ、署は現場周辺の警戒も強化している。
同町では2020年から避難指示の解除が始まり、現在は町の中心部などへは自由に立ち入りが出来る。小学校周辺の放射線量は事故前とほぼ同じ水準まで下がっている。(波多野陽)