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原子力規制庁は26日、中部電力浜岡原発と青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設を運営する「リサイクル燃料貯蔵(RFS)」に対して、設備が安全に管理されているか検査する際の手数料計1640万6700円の徴収漏れがあったことを明らかにした。規制庁は事業者に謝罪し、追加で支払うよう説明をしているという。
規制庁が原子力事業者や核燃料物質を扱う事業者に対して行う検査の手数料は、施設の種類や状況に応じて決まっている。規制庁によると、徴収した検査手数料のうち2020~24年度の浜岡原発1、2号機分1580万3千円、24年度のRFSの中間貯蔵施設分60万3700円がそれぞれ不足していたという。
規制庁によると、担当者が浜岡原発や中間貯蔵施設の状況を誤認し、検査手数料の区分を誤ったという。規制庁は、業務マニュアルを作成し、担当職員への教育を徹底するとしている。