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卵の殻で制作した、オランダの画家エッシャーの「階段の家」をモチーフにしたデコパージュ作品=神戸市灘区、原野百々恵撮影
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 【兵庫】紙に描かれた絵や模様を小物や画用紙に貼り付ける「デコパージュ」の展覧会が神戸市灘区城内通5丁目の喫茶店「MC Collection」で開かれている。

 70歳まで看護師として働き、12年前から教室で学んだ木下幸子(たかこ)さん(87)=同市垂水区=に、作品に興味をもった店主が声をかけた。

 18点を展示。チョウ形のパスタに、美術展のチラシに使われたクロード・モネやグスタフ・クリムトなどの画家らの作品を切り取って貼り付けたブローチや髪飾り。

 半分に切った卵の殻の上に画家ピーテル・ブリューゲル1世の傑作「バベルの塔」の絵はがきを貼り付けた。

 趣味で訪れた美術展のチラシや博物館で購入したポストカード、足を運んだカフェでもらう柄がついているペーパーナプキンなどからインスピレーションが生まれる。

 「ワクワクできる作品と出会ってほしい」と木下さん。11月2日まで(日曜休み)。正午~午後6時(最終日は午後4時まで)。(原野百々恵)

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