和歌山県立新宮高校(新宮市)で22日、スタントマンが自転車の交通事故を再現し、生徒に事故の怖さや衝撃を体験してもらう交通安全教室があった。
自転車の利用が多い高校生や中学生に交通ルールやマナーを守ることの大切さを認識してもらうのが狙い。テレビドラマや映画でアクションシーンを担当するスタントマン5人が、自転車と自動車、自転車と人などの事故の状況を解説付きで演じた。
全校生徒585人のうち、自転車通学の生徒は4割近い217人。高校の許可を得て最寄り駅まで原付きバイクを利用する那智勝浦町の長沢美和さん(2年)は「これまで以上に気をつけて運転しようと思った」と話した。
自転車交通安全教室は、5月に橋本市立高野口中学校や県立箕島高校、御坊市立御坊中学校でも予定されている。(菊地洋行)