第2経済委員会傘下の国防工業企業所を視察する金正恩総書記。朝鮮中央通信が2024年9月8日に配信した=朝鮮通信。韓国軍は10月31日、片側12輪の大型の移動式発射台から発射した可能性があると明らかにした(配信元が画像の一部を加工)

 北朝鮮が31日、新型の可能性がある大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した。米大統領選が間近に迫った時期に挑発を強める背景には、軍事力の向上をアピールし、米国などに圧力をかける狙いがありそうだ。

 「共和国(北朝鮮)の安全を脅かしてきた敵に我々の対応意志を示す」。朝鮮中央通信は31日、ICBMの発射を報じるとともに、立ち会った金正恩(キムジョンウン)総書記の言葉を伝えた。

 韓国軍は北朝鮮が今回、新型の可能性があるミサイルで「より遠く、より高く飛ばすための試験」をしたとみている。日本の防衛省によると、高度は過去最高、飛行時間も過去最長だった。

 ミサイルが発射されたのは…

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