ロシアの首都モスクワで会談するプーチン大統領(右)と、ミャンマー国軍のミンアウンフライン最高司令官=同軍提供

 ロシアのプーチン大統領と、2021年のクーデターで全権を握ったミャンマー国軍のミンアウンフライン最高司令官が4日、モスクワで会談した。両者の会談は2年半ぶり。欧米から制裁を科される「仲間」として、経済や軍事分野での協力関係をアピールした。

 「ミンアウンフライン氏を5月9日の戦勝80周年式典に招待し、ミャンマー軍はロシア軍と赤の広場を行進する」

 プーチン氏は4日のミンアウンフライン氏との共同声明発表の場で、政権が最重要視する戦勝記念の式典に同氏を招待し、友好国として重視する姿勢を示した。ロシア国営タス通信によると、ミンアウンフライン氏も首脳会談で、ウクライナ侵攻について「全面的に支持する」と表明し、ロシアの勝利は近いと強調した。

「重要な柱は軍事協力」専門家指摘

 5日付のミャンマー国営紙は会談の様子を1面で写真付きで報じ、ミンアウンフライン氏が「ロシアはミャンマーの古き良き友人であり、会談は両国にとって有益なものだ」と述べたと伝えた。

 両氏は、ミャンマーでの小型…

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