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人口減少が進む四国で、出生率の高さを誇る町がある。瀬戸大橋に近い人口約1万8千人の香川県宇多津町。
手厚い子育て支援や新しい住民が街に打ち解けやすい工夫が背景にあるとみられ、全国から視察が続いている。
瀬戸内海に面した宇多津の面積は8.10平方キロで、香川県で一番小さな町。
1970年代まで塩田が広がる全国屈指の「塩のまち」だったが、88年の瀬戸大橋開通を機に土地区画整理事業が行われ、高松市にも岡山市にも通勤・通学できるベッドタウンとして発展した。近年はタワーマンションの建設も相次いだ。
厚生労働省が昨年4月に発表した2018~22年の市区町村別の合計特殊出生率(1人の女性が一生の間に産む子どもの数)は、全国平均の1.33に対し、宇多津は1.67。
四国4県の自治体ではトップで、香川県全体の1.50と比べても高さが際立つ。
「お金以外」の応援も
住民らへの取材で理由として…