写真・図版
展覧会場に集結した群馬県岩櫃山鷹の巣岩陰遺跡の土器

 初めて南西諸島を訪れた時、遺体を埋葬せず、さらした状態で骨化させる「風葬」の習慣が少なくとも1970年代まで残っていたことを聞き、驚いた記憶がある。群馬県立歴史博物館で24日まで開催中の企画展「弥生人は二度死ぬ」は、それとよく似た、弥生時代の「再葬墓」という墓制を扱った展覧会だ。

 再葬墓は、岩陰…

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