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選択的夫婦別姓制度をめぐる公明党会合であいさつする斉藤鉄夫代表=2025年1月28日午前8時31分、国会内、川辺真改撮影

 公明党は28日、国会内で「選択的夫婦別姓制度導入推進プロジェクトチーム(PT)」の初会合を開いた。斉藤鉄夫代表は「公明党の案を細部まで詰め、自民党と合意形成を図りたい」と意欲を示した。

 焦点の一つが、子どもの氏(姓)の扱いだ。1996年に法制審議会が答申した案では、結婚時にあらかじめ子どもの姓を決めるとした。これに対し、2001年にまとめた公明案は出生時に協議で定めるとしており、兄弟姉妹で姓が異なるケースも想定する。

 斉藤氏は「きょうだいの姓をどうするかなど、公明党の考え方をまとめておく必要がある」と語った。PT座長の矢倉克夫参院議員は「(公明の)新しい案を出すことも否定しない」とした。

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