青森県内の全40市町村で1日から、小・中学校の学校給食と、0~15歳の医療費が無償化される。県が今年度、新たに計上した交付金を活用することで実現する。県によると、全国でも「先進的」という。
県によると、これまで14市町村で一部の無償化や負担軽減にとどまり、9市町村が負担軽減措置をとっていなかった。県の「学校給食費無償化等子育て支援市町村交付金」18億7621万円を原資に、弘前市、八戸市など23市町村が無償化を始め、足並みがそろう。
また同交付金を子ども医療費の無償化にも使うことで、全40市町村で0~15歳の医療費無償化が実現。37市町村で16~18歳の医療費を無償化できるという。宮下宗一郎知事は30日、記者団に「(無償化で)子どもを授かりたいと思う若い人を増やしていく結果につながってほしい」と述べた。(江湖良二)