自身が考えたスイーツを持つ(左から)冨永菜月さん、利川花梨さん、ファクンド・ベンジさん=三重県伊賀市緑ケ丘西町

 三重県立伊賀白鳳高校(伊賀市緑ケ丘西町)のフードシステム科パティシエコースの生徒が29日、ヒルホテルサンピア伊賀(同市西明寺)である「第6回にぎわいマルシェ」に出店する。「秋色模様」というマルシェのテーマに即して、生徒が考えたスイーツを売る取り組み。「緊張するけど、どれほど売れるか楽しみ」という。

 3年生13人がアイデアを練り、夏休みに生徒や先生が試食。3人のお菓子が選ばれた。ファクンド・ベンジさん(17)が考えたのは「リンゴのクランブルケーキ」。リンゴやシナモンを入れたマフィンの上にクリームチーズを載せ、銀色のトッピングを散らした。「味は好評。こんな機会に感謝したい」

 利川花梨(かりん)さん(18)は、サツマイモとカボチャ、ニンジンを使ったかわいいクッキーの詰め合わせ。「野菜の味を生かした。小さい子にも食べて欲しい」。冨永菜月さん(17)はスイートポテトをスティック形にした。「皮を練り込み、栄養と食品ロスを考えました」。いずれも50~100円程度の価格で売る。

 マルシェは午前10時~午後3時。44店舗のブースやキッチンカーが出店する。マンドリンやフラダンス、伊賀市の観光大使「いが☆グリオ」のステージもある。(小西孝司)

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