トヨタ自動車は4月1日付で、13年間トップの座にあった豊田章男社長が代表権を持つ会長となり、後任にレクサスとガズー・レーシング部門を担当する佐藤恒治執行役員が就任するトップ人事を発表した。突然の社長交代、そして後任にダークホースを選んだことから業界に驚きの声が広がっている。
社長交代は記者会見ではなく、厳しい質問を避けるためなのか、トヨタの自社メディア「トヨタイムズ」を活用するという異例のやり方で発表した。
豊田社長が社長交代を決断したのは、内山田竹志会長が退任を申し出たのがきっかけだという。その背景には世界的な電気自動車(EV)シフトの加速がある。
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週刊エコノミスト
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