米ISM製造業総合景況指数、12月は2カ月連続で活動縮小を示唆 – Bloomberg

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米供給管理協会(ISM)が発表した昨年12月の製造業総合景況指数は、2カ月連続で活動縮小を示した。年間では2008年以来の大幅な低下となった。

キーポイント
  • 12月の製造業総合景況指数は48.4
    • 2020年5月以来の低水準
    • 前月の49から低下
    • 市場予想の中央値は48.5
    • 50が活動の拡大と縮小の境目を示す

 

 

  総合景況指数は2022年通年では10.4ポイント低下。グレートリセッション(大不況)期の08年以来の大幅な下げとなった。

  12月は仕入れ価格の指数が9カ月連続で下げ、1974-75年以来の長期低下局面。

  新規受注と生産の指数はいずれも縮小を示し、共に2020年5月以来の低水準。需要が一段と軟化していることを示唆した。輸出と輸入の指数も縮小を示した。

  12月は製造業の13分野で活動が縮小。木材製品や加工金属製品、化学製品、紙製品で縮小が目立った。一方、活動が拡大したのは一次金属と石油だけだった。

  今回発表された指数は、金利上昇と世界的な経済活動減速が製造業を圧迫している状況、および個人消費の傾向が財からサービスに移行していることを浮き彫りにしている。

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