米生産者物価指数、8月は約1年ぶり大幅な伸び-エネルギー高で – Bloomberg

0
11

米国では8月に生産者物価指数(PPI)が約1年ぶりの大幅な伸びとなった。エネルギーと輸送のコスト上昇が全体を押し上げた。

キーポイント
  • 8月のPPIは前月比0.7%上昇
    • エコノミスト予想は0.4%上昇
    • 前年同月比では1.6%上昇
      • 市場予想は1.3%上昇

  8月はガソリン価格が20%急伸。指数全体の上昇の大部分を占めた。食品とエネルギーを除くコアPPIは前月比0.2%上昇。

  サプライチェーンの正常化に加えて多くの諸外国での景気減速もあり、生産者レベルでのインフレ圧力は全般的に緩和してきている。しかし原油価格の上昇でこれまでの改善が脅かされる恐れが出ている。前年同月比でのPPIは1年にわたって減速トレンドが続いていたが、7月と8月は2カ月連続での伸び加速となった。

  エネルギーの項目で8月に上昇したのは、ガソリンのほかにジェット燃料やディーゼル油、暖房油など。サービス分野では住宅、貨物のトラック輸送、機械・機器の卸売りが上昇した。

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください