ロードスター「7年目で過去イチ」売れている理由 | トレンド | 東洋経済オンライン

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「ロードスター」の2021年商品改良モデル「VS Teracotta Selection」(写真:マツダ)

マツダの2人乗りオープンスポーツカー「ロードスター」が売れている。2021年の暮れに『コロナ禍で「ロードスター」が若者に売れる訳』としてレポートしているが、2022年はさらに大きく売り上げを伸ばしているのだ。

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具体的な数字を挙げれば、ロードスターの年間国内販売台数は2020年に4434台、2021年に5394台、そして2022年は9月末までの時点で7696台となっている。1カ月平均では855台。このペースだと、2022年の年間販売台数は10260台に達する。

デビュー直後2015年の8542台を上回る勢いだ。実際に、2021年10月から2022年9月までの12カ月までで区切ると、その販売台数は10234台。“年間1万台”を突破している。

驚くべきは、これほど売れているロードスターが、“新型車”ではないことだ。現行型(通称:ND型)の発売は、2015年5月。つまり、今年で7年目を迎えたロングセラーなのである。

昭和~平成初期は、4~6年が一般的な乗用車のモデルチェンジサイクルであった。現在でも5年を超えれば、モデルライフは後半となり“新型車”というイメージはなくなる。

2015年に発売された初期モデル(写真:マツダ)

この一般論から言えば、現行ロードスターは、すでに旬を過ぎた商品である。それでも売り上げを右肩上がりに伸ばしているのだから、驚きを隠せない。

国内スポーツカー市場の活況

では、なぜデビュー7年目になるロードスターが、今も売れ行きを伸ばしているのだろうか。考えられる理由は2つある。1つは「市場の追い風」であり、もう1つが「マツダの努力」だ。

市場の追い風とは、スポーツカーへの注目度の高さである。実のところ、国内のスポーツカー市場は今、活況と呼んでいい。国内スポーツカー市場を形成するのは、輸入車を除外すれば、ロードスターのほか、トヨタ「GR86」「GRスープラ」、レクサス「LC」「RC」、日産「フェアレディZ」「GT-R」、スバル「BRZ」が主なメンバーとなる。

マツダの資料によると、これらスポーツカーの総販売台数は2020年の約1万5000台規模から2021年は約1万7000台と増え、さらに2022年は一気に上昇して、1~9月までで約2万5000台を突破している。この市場急伸の理由は簡単だ。

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