9月14日、ベルギー政府は米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)12」(写真)を巡る健康リスクについて検討すると発表した。仏ナントで13日撮影(2023年 ロイター/Stephane Mahe)
[パリ 14日 ロイター] – ベルギー政府は14日、米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)12」を巡る健康リスクについて検討すると発表した。
フランス当局はiPhone12から放出される電磁波が法的に認められている値を超えているとして販売停止を命じた。一方アップルは安全基準を満たしていると複数の国際機関から認定されたと主張している。 もっと見る
ベルギーのミシェル・デジタル担当相はロイターへの電子メールで「製品の潜在的な危険性について分析を依頼するため(規制当局の)IBPT-BIPTに直ちに連絡した」と明らかにした。アップルの全機種と他社のスマートフォンについても後日見直すよう要請したと説明した。
ドイツ連邦ネットワーク庁(BNetzA)はフランスでの手続きが欧州全体の指針となる可能性があると指摘し、同国でのプロセスが十分に進んだら独市場の問題を検討すると改めて表明した。
オランダ規制当局はこの問題を調査中でアップルに説明を求めるとした上で「深刻な安全上のリスクはない」と強調した。
イタリアの産業省は状況を監視しているが、今のところいかなる措置も講じていないと述べた。
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